首藤コレクションが常時鑑賞出来る本格的県立美術館の完成を夢見て
長年の悲願であった首藤コレクション里帰り展が実現し四万人の県民が県立芸術会館につめかけた。国境を越えた交渉の難しさもあったがロシア側の理解もあり夢のような話が現実になった。
首藤定先生の生まれた故郷臼杵市民挙げての支援も大きかった。中でも里帰り推進協議会(現顕彰協)理事長として先頭に立って尽力された志村学県議のご努力には頭の下がる思いであった。
自らミッションを率いてモスクワに飛び、ロシア国立東洋美術館関係者を臼杵に招き心の通う中、美術を通しての首藤先生の人間愛が両国関係者の心の扉を大きく開くきっかけとなった。
この成果を次のプロジェクトに結びつけなければならない。それは本格的県立美術館の建設である。文化立県大分の二大柱は本格的ホールと本格的美術館である。前者は既に県病跡地に最高レベルの音楽ホールを備えたOASISひろば21が完成残されたのは美術館作りである。
コレクション展の純益千数百万円を基金第一号にと廣瀬知事のお墨付きも得た県もやっと基本構想制定に重い腰を上げた。
ソフトの充実もさることながら、ハード(外観)は街並みの美学に貢献するものでなければならない。OASISひろば21と共に県都文化ゾーン構想も浮かび上がってこよう。
福田平八郎、高山辰雄ら巨匠を生んだ大分県にふさわしいものをと言う声も出て来るだろう。完成の暁には、再び首藤コレクションが京都に預けた福田画伯の四十点と共に里帰りし、常時鑑賞出来るメモリアルの美術館になったらと、夢が現実になることを心の中心から祈っている。
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